内容警告: この記事には拷問、暴力、流血などの過激な描写が含まれています。苦手な方や感受性の強い方はご注意ください。
<個人的なメモです。スルー推奨>
・インナーチャイルドの癒やし・葛藤の解消
18世紀 パリ郊外の子が起点
パリ北西部
その人生では静かな森の中にある川のほとりに住んでいました。
当時は馬車でしたから、馬車でパリまで半日くらいの距離、日帰り可能
早朝に出て(霊能力者の)パーティーに参加して、夜にまた帰る、ということもできる距離。
・次の転生では隣人に悩まされて苦悩。
・そのまた次の転生ではその魂の下方の 1/3 のみ地上に降りる。悩みが続く。あまり調子の良くない人生。
上と一続きではなく、別のラインから:
・中世ヨーロッパ初期、転々と旅をしながら暮らす人生(平穏)
その後、しばらく経ち
・ナチス下のポーランド、クラクフ付近での人生
→夢で見たグループソウルの占い師たち
→ナチスに拷問されて呪っていたインナーチャイルドに癒しを与える
→ナチスに拷問された魔女の魂を救出して短剣を作る
ことあるごとに、この魔女の記憶が私の中に蘇ってきて(ナチスのヒットラーに対する)呪いの言葉を発していました。
クラクフと言えばアウシュヴィッツがあるところで2015年に見に行ったことがあります。
元々はもっと南のハンガリーやオーストリアかと思っていましたが、どうやら、そこまで南でもないようで。記憶の中に、自分のいる場所より北が戦線になっていて南の方から眺めているようなイメージがあり、それで、もっと南かと思っていたのですが当時の世界の地図というのはそこまで正確ではないですし、自身が南の方に住んでいると勘違いしてしまっても仕方がないのかもしれません。
あるいは、収容所がそこで、自身はもう少し南だったかもしれません。それもあり得ます。捕らえられる前、あるいは解放された後に収容所から南にある、そこまで遠くないところにある家に帰った記憶のようなものがあります。当時は、収容所の周りはほとんど何もなく、人通りもない門のところで捨てるように放り出されたことを(遙かなる記憶で)思い出します。
これらはどちらもグループソウル繋がりで私の直接的な前世というわけではないのですが一応はそれに類するもので、グループソウルの記憶は私も少しは受け継いでいるわけです。
何故、これらの人生が私に絡んでくるかというと、どうやら、これらの魔女たちの力を今後、借りることになりそうだからです。それが私の中に融合して入ってくるのか、あるいは、外側にいて助けてもらうのか、それはおそらくは半々のようで、多少は入ってくることで能力が上がり、また、外側にいて見に行くというミディアム的な部分としてもこれらの魔女の魂は動いてくれるようなのです。召喚するともいえるかもしれませんが、使役するというわけではなく、あくまでもグループソウル繋がりの自分の一部のようなものとして助けてもらう可能性があるのです。
特にパリ郊外で占いをしていた魔女は30年以上も毎日クライアントのことを前日に見て翌日に備える、ということをしており、その最初の10年前後はただ単に直感および霊視的なもので見るくらいでしたが、そのうち、半分だけ幽体離脱のようなものをして、肉体の意識は半分保ったままで(完全にではなく)半分だけ幽体離脱のようにして意識を出し、(翌日の)クライアントのことを前日にリサーチする、ということを行ってきました。
最初はただ単に状況を見るくらいでしたが、やがて慣れてきて因果関係を突き止めることもできるようになって、単純に「わかる」というだけでなく、その原因までもが特定できるようになったようです。
このパリの子を召喚あるいは手助けに来てもらえるようであれば今後の人生の基礎的な能力になります。そのくらい能力が高い子だったように思います。実のところ、30年ほど前にこのときの旦那と思わしき人と今世で会ったことがあり、その時に、やっぱりこの時の人生は存在していたのだと認知したことがあります。実際のところ今の私と同一ではないものの、グループソウル繋がりがあるのです。
どうやら、次の課題はここにあるようで。
このパリの子は(一旦はグループソウルに合流、また分霊を作ったりした後に)別の人生においてクラフク近郊で生まれ、ナチス下で拷問されていました。頭にネジのついた輪っかをつけられて逃げられないように捕らえられてしまっていたのです。そこで、遠隔でリモートビューをして映像を出し、ナチスに協力させられていたのです。しばらく大人しく協力するふりを続け、信用させたところで、やがてナチスを罠にはめて大規模な作戦で大失敗にミスリードしたのですけど、その後、「役立たず」と罵られて放り出されるまでその拷問状態は続いていたのです。
最初は非協力的でした。しばらく反抗的な態度を取っていたために、看守から時々、指導というか殴られたり叩きつけられたりして恐怖を与えられつつ、遠隔視をさせらていたのです。最初からいきなり輪っかをつけられていたわけではなく、その前に何度も脱走を試みるのですが全て失敗。そうして何度か脱走が失敗しているうちに、やがて、罰として頭に輪っかをつけられたのです。
最初は、ただ単に歩いて逃げようとしたのですがそれに何度も失敗しました。そして、監視を緩めることを目的とし、油断させるために軟禁生活で体力が弱ってきたかのように見せかけたのです。疲れた感じを出し、やがて、看守が油断をし始めました。そして、チャンスが訪れた夜、薄暗がりの中、魔女らしく空を飛んで逃げようとしたのですが部屋から外にほとんど出たことがなかったからなのか何なのか何故か方向感覚を失い、そのためどちらに逃げて良いのか分からず、方向感を失いながら空をさまよっているうちに高い見張り塔にいる看守とばったり目があってしまったのです。見張りも驚きましたがこちらも慌て、更に高く逃げようとするものの銃を何発も打ってきてそのうち体に当たり、致命傷ではなかったのですが力が入らなくなってきて高度が少しづつ下がり、このまま意識を失ってしまったら地上に叩きつけられて死んでしまうような高さでしたのでなんとか気を保ちつつ地上まで降りてきたのですが、そこで捕まってしまったのです。
捕まって牢獄に戻され、傷も治ってきた頃、いつも面倒を見ている看守が入ってきて、言いました。「お前、まだそんなに力が残っているのか。逃げられないように、これをつけてやる」と言い、輪っかをつけられてしまったのです。それは単なる輪っかではなく、輪っかの横にネジ穴がついており、頭につけたあと、頭蓋骨にネジを打ち込むのです。もちろん血が流れるのですが、ほおっておけば血は止まりました。そして、頭蓋骨にネジを何本も打ち込まれて痛いだけでなく、寝ようとすると頭のその部分が刺さって激痛が走り、寝られない状態にさせられたのです。
そのまま2〜3日は放置され、寝ようとしても寝られない状態で部屋にずっといなくてはならず、激痛と寝不足のあまり、そのまま死んでしまうかと思ったくらいでした。限界に達し、あと数日もすれば死んでしまう・・・ という状態でようやく看守が近づいてくることがわかりました。その時、体が無意識で動き、看守が入ってきたときに深々と土下座をして従順な態度になり、心から丁寧にお願いをしたのです。「痛くて寝れないのです。もう逃げません。大人しく協力しますから、寝られるように、後頭部側のネジを何本か取ってください。何本か取っても他がついていれば外れることはないですから。お願いします・・・」と辛そうに言ったら、少し様子を見ていた看守がそろりそろりと近づいてきて、後頭部の側にあるネジを何本か取ってくれたのです。そして、それから従順な態度になり、看守に信用されたのです。
とは言いましても、寝られるようになっただけで、輪っかはつけられたままでした。ネジを取ってもらったことによって一応は寝られるようになったもの、寝返りをうったときに頭を変に動かして輪っかをぶつけると激痛が走って飛び起きたりしました。ですので、いつも寝不足だったように思います。人は器用なもので、何年もすると身動きせずに寝られるようになりましたが、それでも、時折はぶつけて痛い思いをしていました。
能力を使う時は脳をかなり使いますから、輪っかがついていると能力を全力にできません。空を飛ぶのも無理そうでしたし、また逃げようとしたら今度は死ぬまで放置されてしまうかもしれません。もう、逃げることはできないと観念しました。
そんな間にも、ナチスに対する恨みの念は日々、募っていきました。作戦を立てるために戦況を透視していたのですが、ひたすらに従順な態度を貫きました。そうして一見すると協力しつつも、ナチスを潰すチャンスを狙っていたのです。透視で状況を見抜くことによって戦いに勝つようになり、看守は戦果が出たことで上層部に認められたらしく、次第に、機嫌がよくなっていきました。魔女を部屋に閉じ込めておきながら、自分の利益しか考えていないのですね。明増す。
そうして成果を上げ続けて信用された結果、大規模な作戦のための情報収集をするチャンスに恵まれました。ここぞと思い、その作戦のため霊視した状況を伝える際に嘘のことを教えてミスリードさせ、更には敵方のイギリスの霊能力者にテレパシーで作戦を伝達、敵の指揮官たちにも明確なメッセージを送り、ナチスの大侵攻作戦をテレパシーで大々的に漏らすことをしたのです。そのことにより、まんまとナチスは罠にはまり、油断して大規模な作戦をした結果、それをあらかじめ知っていた連合軍がナチスを撃破、ナチスは大敗退を喫したのです。まさに、してやったりです。
ナチスへの侵攻作戦においては、イギリスや各国の魔術師が随分と活躍をして災いを退けた、というようなことがことしやかに噂されます。実のところ、たしかにそういう魔女らしき人がイギリスなどにいたといえばそうなのですが、それらイギリスの魔女が情報を掴んだというよりは、このナチスに囚われていた魔女がテレパシーで意図的に情報を拡散させ、それを受け取っていた人が何人かいた、という面が大きいのです。とは言いましても、イギリスの魔女としては自分で見抜いたと思っていますからそんなことに気がつかないわけですが、自分で見に行ったことと見せられたもの・テレパシーで受け取ったものの区別もあまりできないレベルの人が受信者には多かったようです。そのため、あたかも何かをしたかのように自分で勘違いしてしまったわけですね。実際のところは、この、監獄に捕らえられている魔女の方がナチスの作戦を立てるために利用されており、その時に知った情報を意図的にテレパシーでリークし続けていたのでした。
そして、ナチスが大攻勢をかけようという大規模な作戦で、まんまと罠にはめることができ、ナチスの部隊が壊滅的な被害を受けたのです。まさに、してやったり、でした。
作戦が大失敗した際、看守が「どういうことだ」と怒鳴り込んできました。その子は誤魔化すために「あぁ、相手にとても能力の高い霊能力者がいるわね。してやられたわ。裏をかかれたみたい」みたいにひょうひょうと伝えると、まさか全てその子が仕組んだことだとは気付かす、ただ単に憤って看守は出て行ったのです。看守からすれば、この魔女は従順になったのだから逆らう筈はない、と思っていたのでしょう。
そうしてナチスが大敗北を喫した後、しばらくは呼ばれることもなく、暇になりました。実のところ、このくらいになってくると輪っかが引っかからないようにベッドの脇から外に出して器用に寝ることができるようになっており、輪っかがついたままでも意外と普通に眠れるかな、とさえ思い始めていました。それに、部屋にいれば普通に3回の食事は出てくるし、部屋から出られないものの、何もすることもないし、お金を稼ぐ必要もないし、この暮らしも意外と気楽でいいわ、みたいに思い始めていた頃でした。
そう思っていると、何やら、収容所が慌ただしくなってきました。看守の噂話に聞き耳を立てると、どうやら、この収容所の撤退の噂をしているようでした。やがて本当に撤退する雰囲気になり、看守たちはますます慌ただしくなりました。
そんなある日、急に「(監獄から)出ろ!」と案内されて歩かされたかと思えば、収容所の大きな門の外まで歩かされ、そこで突き飛ばされた上に「出てけ! 毎日、飯ばかり食いやがって! この役立たずが! 」と罵られました。自分が捕らえたくせに、勝手な言い分です。でも、それで、ようやく解放されたのです。それは人減らしのためでもあったのか、役立たずということでその子は解放されたのですが、そこでまた、ナチスを呪ったのです。特にそのトップであるヒットラーを執拗に恨んだのです。
今から思い返せば、あの大きな門は2015年にアウシュビッツを見学した時に見た門とは少し違って、2つの柱の上にアーチ状のものが上について繋がっているような門でしたのでアウシュビッツとは違う場所かもしれません。
解放されたものの、まだ頭に輪っかはつけられたままでした。取り外してくれなかったのです。そして、門のところで放り出された時に少し押されて足が崩れるようにして倒れ込んだのですが、頭が地面にぶつかりそうになりましたので何とか頭の輪っかを地面にぶつけないよう、手と体でかばうようにして頭を守ったのです。
罵ってきた看守が去り、一人、残されました。どうしよう、と思いましたが、仕方がない、町まで歩くことにしました。遠い道のりです。
そして町に戻り、医者に相談して、ネジを取り外してもらうことでようやく輪っかから解放されたのです。
いざ解放されて輪っかが外されたものの、その輪っかがつけられていたネジ穴の跡が頭に残っており、髪である程度は隠れるもののネジ穴の跡が鏡で見え、それを見る度にナチスへの恨みが増大していったのでした。「絶対に許さない。ナチスを滅ぼす、そのトップであるヒットラーを殺す」そう願い、強く恨み、呪い、それを実際に行動しました。その念の強さは並大抵のものではなかったように思います。私の属するグループソウルを眺めても、あそこまで強力に呪ったのはその子が最初で最後だったかもしれません。そのくらい、全身全霊の力をかけてナチスのヒットラーを呪ったのです。
本来ならば、おそらく、現在でさえもナチスの第三帝国が東ヨーロッパに君臨していたものと思われます。しかし、まず大規模な作戦で甚大な被害を受けた結果、ナチスの領土は小さくなったのです。本来ならば、小さくてもナチスドイツは存続する筈だったように思います。しかしながら、その時の子が特にヒットラーを呪っており、ヒットラーの気が狂うまで強力な怨念を遠隔で投げ続けたのです。実のところ、怨念自体は監獄にいたときにもあったのですが、輪っかをつけられている状態では強力な思念波を発することができず、しっかりと呪うことができないでいました。
最終的にはヒットラーの体を強制的に操り、ヒットラー自身の体を動かし、自殺させたように思います。そうすることで、ついにヒットラーを呪い殺すことができたわけです。おそらく、最後は、半分意識をヒットラーの体の中に重ねつつ、体を乗っ取った状態にした上で、拳銃を引き抜いて自分の体を動かすようにして自殺させたように思うのです。ですから、前段階で十分に呪いをかけて抵抗力を下げ、最後のとどめには体を乗っ取って体を動かし、自分の体を動かすようにして拳銃で自殺させたのです。最初に体を乗っ取ろうとしても抵抗されていましたから、呪いで長い時間をかけて精神を狂わせる、という前段階があったのです。自殺させた、というと誤解があるかもしれません。体を乗っ取っていた時は半分は魔女自身の体のようなものでもあるわけですから、魔女の意識が半分は入っている状態で、自分の体で自殺するかのごとく、ヒットラーに自殺させたわけです。ですから、それで目的は達成されたといえばそうですが、入り込んで自分の体を動かしているようなものですから、自殺に対する強い抵抗が自分自身にもありました。ですが、これはヒットラーの体だから、ということで、強制的に体を動かして拳銃を自身に発射させたのです。そして、その瞬間、自分で自殺したときのような強い精神的な衝撃が魔女の方にもドカンと来て、吐き気がするような感じになり、遠隔で操っていたとはいえ、その時のことはかなり後味の悪いことであったように思います。ですが、これで、呪いは成就したのです。
ヒットラーもある程度は霊能力者だったと言いますが、呪いでヒットラーを狂わせて操ることができたということは、その子の霊能力の方が強かった、能力的にヒットラーより上だった、ということがおそらくは言えるかと思います。ナチスは霊能力者を捕らえて協力させていたと思ってはいたものの、能力者にそのような酷い扱いをしたら、そのしっぺ返しは必ず来る、ということだと思います。
ナチスとヒットラーを呪い、ヒットラーが死に、ナチスドイツが滅ぶと、ようやく、ある程度は心に平穏が戻ってきました。
ですが、なかなか心の闇は晴れませんでした。その人生はかなり心境的に辛いまま終わったようです。
本人はそこまで意識していなかったのですが、結果として、ナチスに虐待されていた多くの人々、特にユダヤ人の多くの命を救うことになりました。本来ならば東ヨーロッパでその後もあの虐殺が長い間、続いていたかもしれなかったのです。それを呪いの力で防ぐことができたというのは、当人は辛くとも、結果としては世界に対して良いことをしていたのでした。そうは言いましても、当人はただ、ナチスとヒットラーを恨んで呪い殺しただけだったのです。
もしかしたら、それが使命だったのかもしれません。そんな気も致します。ただ、当の本人はというと使命とか関係なく、とにかく、自分を長い間苦しめていたナチスがただただ憎く、監獄のような1部屋にずっと閉じ込めておいて使役させられていたことに対する怒り、しかも輪っかをつけられて拷問を受けていたばかりか頭の上側の特に額の周辺に一生消えない傷を幾つもつけられた。そんな強い呪いがヒットラーを死へと追いやったのです。その呪いがナチスドイツを滅ぼし、当人は意識していなかったとしても、多くの人を助けることになったのです。
今から思えば、恨むのであれば直接的に拷問してきたその看守を恨むこともできた筈です。それが何故か、直接的には知らないヒットラーに呪いが向きました。これは拷問および囚われの状態における認知の錯覚で、本来は看守を恨むべきだったと今から思えばわかるわけですが、当時はといえば、酷い拷問を受けていたのにも関わらず、きちんと食事を与えられたり、ほんの少しの親切そうな対応をされたことで看守に対してストックホルム症候群のような親近感を抱くようになってしまっていたのでした。それはおそらくはマニュアル化された対応だったのかもしれません。本当に酷いことをしておきならが少しだけ親切にすることで協力させる、という手法だったように思うのです。本当に親切であるのならば、最後に門のところで突き飛ばして捨て台詞を吐くような横暴な対応はしない筈です。協力させるための、ただの道具として使われていたのだと今からならわかりますし、呪うならこの看守にすべきでした。しかし当時はそのようなことに気付かず、ヒットラーを呪いの対象として定めたのです。そして、その行動は意図せず人知れずして世界を救うことになりました。
その子は拷問を受けてまさに死ぬ寸前にまでになったり、文字通り死ぬ思いでナチスドイツを葬り去ったわけですが、そんな彼女のことは周囲は一切、誰も気にすることはありませんでした。彼女がナチスドイツを滅ぼしたことを、彼女は誰にも言いませんでした。言っても信じてもらえなかったでしょうし、そんなことを言えばまた捕らえられて拷問や殺されるかもしれないという恐怖も未だに持っていたのです。魔女狩りも行われていましたし、そのようなことを公言する雰囲気ではなかったのです。ですから、そのような貢献をしたとしても、誰も知ることはなかったのです。
そんな魔女は、ナチスドイツの被害者を救済する団体の援助も受けながら、細々と余生を過ごしたのです。
そして、その魂は疲れたまま、グループソウルへと戻ってきました。そこで他の魂たちと融合はしたものの、その悲しみの辛い記憶がグループソウルで共有されているのです。その子はもはやグループソウルと一体となり、分かれて存在してはいません。しかしながら、その辛い記憶はというと、グループソウルにとって共通の記憶となっているのです。
深いところの意識で、その子が誰とでもなく呪う念を感じることがあります。今でこそそれがナチスへの呪いだということがわかりますが、昔はそれが何なのかわからなかったのです。今でも不意にそれが出てきて、他の人を誤解させてしまうことがあります。
私が今回の人生でその記憶をわずかに受け継いでおり、単に暮らすだけではその程度の記憶だけで済むこともできたのですが、そのパリの子の人生と能力を受け継ぐ、あるいは、その子を召喚して手伝ってもらうためには、そのナチスの辛い記憶を乗り越える必要があるようです。
私は子供の頃から、何故か「呪い」というものが身近にありました。最近でこそほとんど克服したのですが、それでも、未だに私にかけられた、あるいは、私の近くにある「呪い」の残骸というものを感じます。それはというと、若い頃の辛い経験が元になっていたのかと以前は思ってはいたこともあり、はたまた、誰かに強く呪われていたのではないかと思っていたこともあります。しかし、表面的にはそうでも、どうも、この「呪い」はもっと深いところから来ているようで、おそらくは、ナチスに拷問されてやがてはヒットラーを呪い殺した、この魔女の記憶と怨念であるように思うように至りました。そして、完全に表にその意識が出てくるためには、更にその子を安心させる必要があるように思います。
その魔女が収容所から解放された後、能力の全てと使える呪術を使って全力でヒットラーを呪い殺したように思うのですが、その時の怨念がまだ残ってるのです。その呪いの記憶と怨念とが、未だに癒やされずに私のグループソウルに共有されているのです。
ですから、私にとっても、意識が落ちていく時に度々に出てくるのは「呪い」で、それを克服して、清浄な意識に保つ必要性を度々感じていました。パリの子の能力は魔女的なものではありますが、元々は「呪い」とは無縁だったように思います。ただ単に能力的なものであったと思うのですが、ナチスで拷問にかけられた結果、「呪う」ということを経験してしまったのです。
ヒットラーを呪い殺したのはパリの子そのものの時代ではなくて別の時代のクラフク近郊の人生で、別ではあるものの、グループソウル繋がりとしてはパリの子とクラフク近郊での人生とは重なる部分があるのです。そして、その大本はというとパリでの人生にあるわけです。
残された「呪い」を祓い、清浄な意識にと近づいていくことが今後の課題かと思います。そして、それがある程度進めばパリの子の魂が癒やされ、それはいわゆるインナーチャイルドの癒やしとも言えるのですが、そうしてようやく、(いわゆる)パリの子の協力が得られるようになり、能力が出てくると思うのです。パリの子に対して「大丈夫。今は安全です。出てきてください」と話しかけると、怖がって出てこないインナーチャイルドがそこにいます。拷問にかけられて怖がって出てこない、かわいそうな魔女が、未だに遠くにいて、引き込んでいて出てこないのです。
パリの子は別の魂といえばそうですが私の中にあるともいえる、グループソウル繋がりの記憶および分霊としての一部です。これはわかりにくいお話ではありますが、私とは別でもあり、同一でもある、両方正しいお話なのです。
そして、その分霊とも言えるし自身の一部とも言えるパリの子(の記憶と経験を引き継いだ魔女)を表に出して、その時の能力をもう一度使えるようになる、そのやり方を思い出す、ということが次の段階として必要のように思います。
今のままでは与えられたミッションをこなすことができず、能力不足の状態でありますので、次は、このパリの子の一件を攻略していくことが必要のように思います。