以前は、サハスララへはオーラを「上げる」という感じでした。
少し前までは、アジナの付近まではオーラが満ちておりましたがサハスララの部分にはそのオーラが行き届かないような感覚があり、それは風船が完全に広がらないような、水を庭に撒いても奥の方まで水が届かないような、浅瀬が少し残っていて水が満ちていないような感じで、サハスララに感覚がないことが多かったように思います。そして、瞑想を1時間とか2時間するとサハスララにオーラが不意に堤防のせきを切ったように流れ込んでサハスララにオーラが満ちた瞬間に静寂の境地になっていました。
そして、時間が経つとその状態から元に戻って、アジナ付近までオーラが満ちた状態にいつの間にか戻っていて、それから再度瞑想をしてサハスララにオーラを満たす、というような感じでした。
それがここにきて、割と普段からサハスララにオーラが満ちた状態になってきています。とは言っても日にもよりますが。
アジナとサハスララの間に垣根がなくなって、それは、割と急に、朝起きて気がついたらなくなっていた、という種類のもので、昨夜の瞑想状態から続いているだけということなのかもしれませんけど、それでも、少し前であれば一晩寝ただけで割とサハスララからオーラが抜けていたのが、一晩寝てもサハスララからオーラが抜けない、という違いがあります。
この状態で瞑想を始めると気がつくのは、以前にはあった、サハスララに満ちて静寂の境地になる、という感覚と、普通の五感の感覚とが混在している、ということです。これはどういうことかと言いますと、以前は、サハスララに満ちることで五感が薄れていって静寂の境地になっていました。
今は、静寂の境地を成り立たせている深い感覚と五感とが共存している感じです。
これはいわば清濁併せ呑む「中」の状態ということなのかなと解釈しています。
以前は、オーラの境目がアジナとサハスララの間にあって、アジナからサハスララにオーラが抜けた時はサハスララに留まらずにそのまま上か周囲にオーラが次第に少しずつ抜けていく、という感じがありました。
今も、サハスララから周囲にオーラがうっすらと繋がっている感じがあるのですが、以前のように、オーラが抜ける、という感じではありません。
以前はアジナからサハスララにオーラが抜けた時はそのままサハスララを超えてオーラが発散していたのですが、今は、サハスララの頭頂の付近でオーラが留まっている感覚があります。
それでいて、周囲とはうっすらと繋がっています。
オーラという割と粗大な肉体に近いエネルギーがサハスララから抜けにくくなって、それでいて、微細な部分で外側と繋がっている感じです。
これはムーラダーラの感覚に似ていて、ムーラダーラは常にそこでオーラが集まっていて抜けている感じはないのですが薄っすらと周囲と繋がっています。
それが、ここにきて、サハスララでも同様になってきています。
今まではサハスララがあまりうまく動いていなくて、その手前でブロックされていた、ということと、サハスララでオーラを留める感じになっていなかったようです。
こうなったからと言って、感覚的には「中」の意識になって五感と静寂の境地が合わさったというくらいですけど、小さいように見えて意外に大きな変化のようにも思います。