死霊は右の肩に憑く


私は度々、右肩が弱くてそこに絡まっている見えないものを引き抜くと言うことをしていますけど、陰陽師の解釈に基づくとそれは死霊だとのことです。

確かに、自分で生気を作り出すことができずに吸血鬼のように他人の生気を引き抜くことでしか生きられないのだとしたら死霊である可能性が高いです。

死霊が人に憑く際は、人の肩の右側に、そして、生霊は人の肩の左側に憑きます。「陰陽師の使命(安倍成道 著)」

実際のところ、私に取り憑いていたのが死霊かどうかはわかりません。ですが、このような解釈もあるのだな、と言うところが興味深いです。どうしたらこれを確かめることができるのですかね?

同書によれば、陰陽師は死霊を取り除くのではなく存在を消し去ってしまうようです。

私がやったのはただ単に引き抜いただけであとはその見えない意識体はどこかへ行ってしまいましたけど、陰陽師だったら消されていたのかもしれませんね。消す場合は慎重に行う必要があって、害が出ている場合にのみ消すようです。

前にも書いたような気がしますが、私の魂の記憶を辿りますと、幽体でこの地上界を探検していたら急に殺気を感じて消されるかもしれない、と思ったことがあります。それがこの種の人々なんだと思います。とても恐ろしいです。何十と言う転生で積み重ねてきた英知を丸々と消し去ってしまうわけですから。

同書によれば害を及ぼす死霊だけ消すとありましたけど、世間にはもっと荒っぽい人がいて、霊が漂っていたら片っ端から消す人がいます。そう言う人にも判断の基準はあるのでしょうけど、その基準がとても低い人もいて、霊でこの地上界を彷徨うのは実はかなりおっかないことだったりします。