ムーラバンダが完成すると精が漏れなくなる

2019-10-07 記
トピック:スピリチュアル: ヨーガ

ヨーガでそう言うお話がありますけど、私的には、それっぽい感じでエネルギーを止めてしまうと流れが悪くなって下半身の調子が逆に悪くなります。ヨーガのこういった行法はグルの元で行わないと危険と言われていますけど、うまく行うことができていないのかもしれません。ですので、私はムーラバンダはせずに下へのエネルギーは半解放状態で常に繋げています。

ムーラバンダというのはヨーガである3つのバンダのうちの1つで、ムーラダーラ・チャクラのあたり(男性は会陰、女性は膣の奥、子宮の入り口)で行うエネルギー・ロックで、エネルギーの引き上げ効果があります。

その効果として、一部の流派では精が漏れなくなるとか、エネルギーが漏れなくなる、というような解釈をしているようです。その原典がどこに書かれていたのか忘れてしまいましたのですぐには見つけられませんけど。

その流派のグルに付けばその流派なりの体系があってうまくいくのかもしれませんが、私が試したところでは、ムーラダーラあたりは地のエネルギーと繋がっていて、常にエネルギー交換できる状態にしておかなければ体の中に溜まった悪いエネルギーが外に出ていかないような気が致します。

ある程度は地のエネルギーから体に取り込まないと体のエネルギーが枯渇してしまいますので完全に閉じるべきではなく、逆に、あまりにも解放してしまうと地のエネルギーが高まって重い感じになってしまうので開けすぎは良くなく、程々に、体の悪いエネルギーが出ていけるくらい解放にしておくのが良さそうな感じです。

これは、おそらくエネルギーの質にもよるかと思います。ヨーガを始める前はエネルギーの質が「軽い」「発散しがち」(語弊があるかもしれません)という感じでしたので、この状態ではエネルギーが体に保持されにくかったように思います。一方で、ヨーガを始めてから次第にエネルギーの質が「密度のある」「粘着性のある気体」(語弊があるかもしれません)のように変わってきましたので、ムーラダーラから地のエネルギーと繋がっていてもそれほどエネルギーが漏れることはない感じです。

きっと、エネルギーの質によってムーラバンダで固定してエネルギーを高めるべき時と、そうでもない時があるのかな、という気も致します。

ムーラバンダについて、ハタヨガプラピディカには以下のように記されています。

(3-61) [ムーラ・バンダ] カカトで会陰部を圧してコーモンを収縮し、アパーナの気を上方へ引き上げるならば、それはムーラ・バンダとよばれるムドラーである。「ヨーガ根本経典(佐保田 鶴治著)」

他にもバンダがありますけど、それらは全てエネルギー制御のためのものです。

今までバンダは割とスルーしていましたけど、エネルギー制御という視点から見たらなかなか理に適っている理屈だと今更ながら思うようになりました。

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