最近はハートのあたりがザワザワといいますかチリチリと微細な静電気を帯びた感じになってきています。
一方で、以前のように眉間に集中しても大した変化はなく、眉間の肉体的な集中感はありますがザワザワ感はほとんどありません。今はザワザワ感はハート中心になってきています。あとは時々、ムーラダーラの会陰で静電気のザワザワ感があるくらいです。
ハートのザワザワ感を感じて瞑想していると、体の背骨に沿ったいわゆるスシュムナというエネルギー・ルートを感じることができます。
特に、喉のあたりに圧力を感じます。以前度々感じたような喉のイガイガ感ではなく、単なる圧力です。喉がプクッと膨らんだような感じですので、おそらくは喉のヴィシュッダ・チャクラのあたりにまでエネルギーが充満してきているのかなと感じます。
この状態で下半身のエネルギーを回転させてから頭まで上げると、前日書いたような理由からエネルギーが軽くなっていると思われて頭の中でエネルギーがすぐに発散しました。同様に、天のエネルギーを頭から入れて胸のあたりまで詰めようとしても、エネルギーがハートのザワザワ感のあたりで発散してその周囲にすぐに吸収されてしまう感じになりました。
ですので、今はエネルギーを詰めるという感じではなく、それぞれ地のエネルギーも天のエネルギーもハートの外側の上下でそれぞれ動いていて、ハートがそれらを統合している、という感じになってきています。
以下を違和感ない程度にそれぞれ統合して行なっている感じです。
・天のエネルギーをサハスララから入れて上半身に満たす。
・天のエネルギーを下半身や体の隅々まで浸透させてエネルギーを柔軟にする。
・天のエネルギーと混ざって柔軟になったクンダリーニの地のエネルギーを頭まで上げる。
・ハート(アナハタ)が地のエネルギーと天のエネルギーを統合する要になる。
これをしばらくすることでエネルギーが満ちてエネルギーの質も均一化されてくると、次第に天のエネルギーを降ろさなくても充実した感じになってきました。その状態で瞑想をしたのですが、呼吸を吸った時にエネルギーが下半身から頭まで上がり、吐く時に頭から下半身に下ろすようにすると身体中が満たされた感じになって行きました。それでいて以前のように頭のあたりに違和感があったりせず、調子が悪くなることもありません。
■これぞ小周天あるいはソーハム瞑想法?
今まで小周天やソーハム瞑想法(ソーハン瞑想法)をしてきたつもりでしたが、この状態になってようやく小周天あるいはソーハム瞑想法(ソーハン瞑想法)と言えるのかな、という気になってきました。
この状態ですと、エネルギーの束のようなものが背骨のいわゆるスシュムナというエネルギー・ルート上に充満して充実した感じになっています。そのエネルギーの束の中で上下にエネルギーが循環するのです。
小周天のように体の表面を回るという感じではないので、小周天とは言わないのかもしれません。最初の頃に試した小周天は体の表面を空気の集まったようなコインくらいの大きさのものが動く感じでした。今はそんな空気の集まりはなくて、体全体をスシュムナ沿いに上下にエネルギーが動いている感じです。
■全身周天
「秘法!超能力仙道入門(高藤 聡一郎 著)」によると、小周天の後は古典的には大周天ですが、同氏が全身周天と呼ぶものがその中間にあるといいます。
やがて陽気は、小周天のときのような線状の感じから、棒状の太い感じに変わってくる。(中略)陽気はだんだん太い感じになり圧力をもつ。(中略)小周天を行い頭部に陽気を上げただけで、あとはひとりでに、陽気が腕や足の末端まで流れていくようになる。(中略)全身に満ちた陽気はどんどん強まり圧力をもってくる。「秘法!超能力仙道入門(高藤 聡一郎 著)」
これはよくわかります。今の状態はエネルギーの圧力が高まってきています。比べてみると、私の場合はもうちょっと手足の先まで満遍なくエネルギーを充満させた方が良いようなことが書かれてあります。私はどうも背骨のスシュムナを意識しすぎているというか周囲までまだ気が回っていないようです。
これは陽気が体の奥のほうまで達したことを意味する。(中略)ここまでくると、普通は、ひとりでに陽気が体から空間に放射しはじめる。(中略)この空間は、自分の意識ともつながっていて、その縁に触れた気をすばやくキャッチできる。(中略)ここまで達すれば、全身周天はほぼ完成である。あとは、この生体エネルギー的空間を、意識でコントロールできるようにするだけである。「秘法!超能力仙道入門(高藤 聡一郎 著)」
このあたりは私の場合、まだのようですね。それとも、表現の違いだけで、オーラの接触による雑念の感知とかがこれを意味しているのであればある程度できているとも言えますが。どうなのでしょう。まあ、とりあえずこれはあまり気にせずスシュムナにエネルギーを通す瞑想を続けてみたいと思います。