「知恵の遙かな頂(ラマ・ケツン・サンポ 著)」によりますと、イェシェ・ラマという本にゾクチェンのことが詳しく書かれてあると言います。原本は入手できていませんが興味深いです。
ゾクチェンの瞑想は2つでできていて、「テクチュウ(突破する)」と「トゥカル(跳躍する)」でできており、イェシェ・ラマに詳しく述べられていると言います。
テクチュウの瞑想は心の雑念を取り払って清々しい清浄なる空(くう)を体験することが目的で、そのために特別なマントラを唱えたりもするようです。
同書には以下のように記されています。
テクチュウでは目が見たり、耳が聞いたりするイメージや、自分の心に浮かんでくる感情や思考という形をとるイメージのすべてを「突破(これがテクチュウという言葉の意味だ)」して、チベットの空のように雲一つない真っ青で透明な本性を持った、裸の状態にある心に、たどり着いていくために、激しい瞑想をおこなう。そして、それができるようになると今度は、青空や太陽をみつめながら、「跳躍(トゥカルとはそういう意味を持っている)」の瞑想に入っていく。「知恵の遙かな頂(ラマ・ケツン・サンポ 著)」
その時の経験を、同書では以下のように述べています。
透明な空性(くうしょう)からは、途切れることなく、光の滴がわきあがってくるのだ。(中略)裸の心が、ありありと体験される。そのまっただ中から、今度はトゥカルの瞑想が、空性のはらむダイナミックな運動の本性を、光の体験として、私たちの前にしめすのである。「知恵の遙かな頂(ラマ・ケツン・サンポ 著)」
このあたりを読むと、やはり「空(くう)」の次は光の体験が続くのだな、ということがわかります。
具体的にどうすれば良いのかは謎が残りますが、そのうち他の書籍も調べていきたいと思います。他のスピリチュアルとそこまで変わらないのかもしれませんが、何かヒントが眠っているかもしれませんし。