いつシッディが現れるか

2020-02-14 記
トピックスピリチュアル

シッディとはいくつかの超常的能力、いわゆる超能力のことです。これがどのように現れるのかは宗派の間で割と似通っているように思います。

仏教では第四禅定の後に現れるとされているようです。

ヨーガではサマーディ(三昧)によって現れるとされています。

チベットのゾクチェンにおいてもサマーディ(三昧)によって現れるとされています。

これらは割と似通っておりますが、仏教だけサマーディ(三昧)ではなく禅定という言葉を使っており、日本語ではこの禅定はサマーディの訳であることもありながら文脈によって異なる意味を持つという微妙な言葉でもあります。

三昧はサマーディの当て字ですので同じものを指します。

これら、禅定だったりサマーディ(三昧)だったりするにせよ、そのような超意識とも言える状態において超能力が現れるとされています。

テーラワーダ仏教に基けば第四禅定があれば悟ることができる、とされているようです。その同じ第四禅定でシッディが現れるとのことです。

先日引用した第四禅定の定義に基づきましても、どうしてそれでシッディが現れるのか謎です。

これら正統派のシッディとは別に、スピリチュアルあるいはミディアムとしてのシッディもあります。

スピリチュアルのうち魔女系は実はヨーガ系と系統が似ていたりして意外に正統派のやり方を踏まえていますが、ミディアムは正統派と少し異なっています。

正統系はオーラを強化して自然と能力が出てくるようにしますが、ミディアムや先住民族のやり方は自分のオーラを逆に不安定にさせてその不安定にさせた部分に先祖などの霊を呼び込んで自分の体や口を動かしてもらったりインスピレーションを伝えてもらうという手法を取ります。

私はそれらのミディアム手法にはあまり興味がなくて、ヨーガ系の正統派の手法にのみ興味があります。

ただ、一般的には魔女とか魔法とかいうとミディアム系の手法をイメージする方が多いかもしれませんが、確かに能力はその方が手っ取り早く現れますけど自分の制御下にありませんので協力してくれる霊の気分次第になり、自分のオーラは不安定にさせておかなくてはならないために悪意のある霊にいたずらされると非常に危険なことになります。

まあ、こう言ってもやる人はやるのでしょうから好きにすればいいのです。

何十回という転生の成長を一気に無に帰するような事故・事件が一瞬にして起こることもありますから、そのような秘術は易々と行わないのが良いと思うのですが。

一方で、サマーディを基礎とした自分の能力であればそれほど危険性はないと思います。過去生の記憶を辿ってみてもその筈です。このあたりはおいおい確認できればと思っております。