瞑想をして何段階かで意識が平穏になると共に、緊張もほぐれてゆきます。
その緊張は、まず肩などわかりやすいところから始まり、やがて、脳内の各所の緊張もほぐれてゆきます。
瞑想の基本は眉間に意識を合わせる、いわゆる集中を行う訳ですけれども、その場合、眉間など意識を合わせた場所の緊張が先に取れてゆきます。
やがて、意識を眉間だけでなく頭頂や後頭部、そして頭の左側や右側など、ちょっと強張っていると思われる部分に意識を当てて瞑想をすることでその部分が不意に「ふっ」と段階的に緊張がほぐれて柔らかくなってゆきます。
そうして行くと頭の中も次第にふわふわのスポンジみたいになってゆきます。
体がなくなるわけではありませんけど体の緊張が抜けて、意識が体の全体に広がっているのを感じます。
その状態では、体が主で意識が備わっているというよりも、意識が主で体がそれに付随しているという感覚になります。