最近、頭の下半分と額や前頭部までは熱感が出てきたのですが後頭部の特に上側の感覚が出ていないので瞑想中に色々と探ってみていました。
現在の状態について、今までの状態を元に仮説を作ってみました。
事実:
・クンダリーニ活性化前はお腹の熱感はほとんどなかった。
・クンダリーニ活性化後、まずお腹のマニプラ熱感が出て優勢になった。その時、胸のアナハタはまだ優勢ではなく、マニプラとアナハタの間に温度差があって壁(いわゆるグランティ)があるような感じだった。
・アナハタ優勢になった時はその壁(グランティ)がなくなった。
・アナハタ優勢になった後は頭の下半分まで熱感が出てきた。
・頭の真ん中あたりに壁(グランティ)がある感覚。頭の上半分に熱感がまだ出ていない。
仮説:
・頭の真ん中にある壁(グランティ)を突破する必要がある。
・壁(グランティ)を突破すれば頭の上半分、特に後頭部に熱感が出てくる。
昔、マニプラ優勢だった頃に何をしたのか思い出してみますと、普通にヨガのアサナをして瞑想したりしましたが、前にも書きましたように、夢の中のガイドを元に「回転」をしてエネルギーをアナハタまで上げました。この「回転」が鍵かなという気がしてきました。
又、エネルギーの定着が、アナハタだけでなく頭の下半分にも充満するようになりましたので、小周天のようにエネルギーを下の方から一気に上げるのではなく、数段階に分けて上げるのが良いような気がしてきました。似たような瞑想にソーハン瞑想もありますが、この基礎的な瞑想がここにきて何気に効果的な感じです。
■ソーハン瞑想法と小周天
古典的な瞑想にソーハン瞑想があります。ソー(So)で息を吸ってハン(Ham)で息を吐きます。その時、ソー(So)でお腹の下の方から頭の上に向かって背筋を通ってエネルギーを上げます。最初はイメージだけでもOKです。その後、ハン(Ham)で天空あるいは宇宙から自分の登頂に向かってエネルギーを下ろし、体に浸透させます。これが基本です。Soが"That(それは)”の意味で、Hamが"I am(私です)"という意味になります。
似たようなものに小周天があって、お腹の下の方から背筋を通って頭の上に上げ、その後、体の前を通ってお腹の下まで下ろします。これは各種のバリエーションがあるようです。
これらは割と基礎的と言いますか古典的な瞑想になりますが、今までは「そんなものかな」という感じでしてきましたが、ここに来てこれらが効果的になってきました。ただ、そのまま使うわけでもありませんが。
■分割
エネルギーの上げ方として、私の場合は以下のように分割するのがしっくりきます。
・マニプラからは、以前書きましたように、まずマニプラで右回転の渦を作った後に勢いを付けて一気にアナハタあるいは頭の前面にまで上げる。これを何回か繰り返す。息を吸う時に回転させて、吐くタイミングで一気に上げます。
・その後、頭の前面に溜まったエネルギーを、息を吸うタイミングでもっと頭の前面に溜めて、吐くタイミングで後頭部を経由して後頭部の上の方に上げます。
これは、きっとエネルギーの質の違いだと思います。マニプラのエネルギーを一気に上げると質の違い(あるいはルート的な問題?)があって不快感が出ますが、段階的に上げますと不快感がほとんど出ません。
今のところ、私の問題は頭の後頭部の上の方で詰まっている感じがするところですので、そこを重点的にエネルギーを通すように瞑想中に何度もエネルギーを入れてあげています。この時、色々と「回転」をバリエーションつけて試してみたりしています。縦回転や横回転など。
私の昔の瞑想は割と想念や雑念をどう対処するかという点に重点が置かれていましたが、最近の瞑想はエネルギー・ワークになってきた感じが致します。
こうしてエネルギーを後頭部の上の方に何度も通そうとしていたら、昨晩、小さな小さな「カチッ」という音というか感覚がして、頭の後頭部の上のあたりの詰まりが更にちょっとだけ解消した感じがしました。それでも完全に通ったというわけではありませんが。
この壁と詰まりの感覚には覚えがあって、マニプラ優勢だった頃にアナハタとの間に壁(ヴィシュヌ・グランティ)があった感覚を思い出しますと、同種の「詰まり」がそこ(マニプラとアナハタの間)にもあったように思います。
頭の中にあるのはいわゆるルドラ・グランティですが、頭の中においても似たようにその「詰まり」を取っていく必要があるのかなと思います。そうして、エネルギーが徐々にサハスララの方にまで通るようになってゆくのでしょう。
であれば、ソーハン瞑想法や小周天は有名で古典的で基礎的と言われてはいますが、実はかなり重要で長く使えて役立つ瞑想だからこそここまで長く伝わっているのかなという気がしてきました。有名だからこそ初心者からいきなりやらされたりしますけど、本格的にするのは初心者には敷居が高くてなかなか難しい、というような気もしてきています。
■オーム瞑想
ヨガでオームを唱える瞑想がありますが、後頭部の固まっているところに「響くように」心の中で唱えてあげると壁というか障害というか詰まりが少しずつ柔らかくなっていく気が致します。
■ブラーマリ瞑想(ブラマリ瞑想、蜂の羽音の呼吸法)
口を閉じたまま息を吐いて「ムーーー(んーーー)」と唱える瞑想でも同じように詰まりが取れていく気が致します。