最近の瞑想は集中というより凝縮という化学反応になってきています
かなり以前は瞑想をする際に、例えば眉間であるとかお腹であるとか胸などに集中をした場合、心の動きを押さえつける役割としての集中でした。
最近の、特にテクチュっぽい境地になってからの集中は、意識は集中するのですが、それよりも「集める」という方が正しいものになってきています。
ただ、特別に「集めよう」と意識しているわけではありません。
意識を、例えば眉間に集中して・・・ と言いますか、単に意識を眉間に「置く」というくらいの感覚ですが、そのように意識を眉間に置いた場合、瞑想を始めるとすぐに周囲のオーラが規則性を持って安定し始めます。・・・そんな気がしてきます。
そうして30分とかもう少しか瞑想を続けていますと、意識はそのままなのですが、急激にオーラが眉間のあたりに凝縮されてくるのを感じます。特別にそのように動くように意識したわけでもありませんが、意識を眉間に置いておく状態、いわゆる集中という状態を続けますと、そのように、意識というかオーラのようなものが眉間および体の内側に沿った形で、特に眉間や胸のあたりに凝縮されることがわかるのです。分かる、と言っても良いですし、感じる、と表現しても同じことです。感じて、分かるのです。
例えるならば、流しやプールに入った水と排水溝があった時、排水溝から少しだけ水を下に流すと、排水溝のあるところを中心にして水が渦巻きのように回転し始めます。遠くに葉っぱを浮かべてもゆっくりゆっくりとしか動きません。葉っぱが排水溝に近づくと急に動きが早くなって排水溝に勢いよく流れ込んでいきます。それと同じで、瞑想を初めて30分くらいはゆっくりとしか動かないのですが、最後は急激に凝縮するのです。
そのようにして最近は瞑想を続けていたわけですが、その凝縮した感覚で瞑想を続けていますと、やがて、そのエネルギーが飽和して近くに流れ始めました。
最初は、眉間から下方向に流れて喉に入り、胸の前を通ってお腹のあたりまで届きました。そして、ムーラダーラのある会陰のあたりも脈打って反応してエネルギーが通じているのを感じたのです。
かなり以前にクンダリーニのエネルギーが解放されてマニプラやアナハタのエネルギーがそれぞれ優勢になった段階においては、特別に前とか後ろとかそのようなことを意識はしておりませんでした。その際は、体の内部がエネルギーに満ちた感じをしており、今もそれは変わらないのですが、今回は、その体の内部に満ちたエネルギーとは独立して体の前面にエネルギーのルートが通ったような気が致します。
まず最初にそうして眉間のアジナから喉のヴィシュッダ、そして胸のアナハタの前面、そしてマニプラ。マニプラは前面と言うより内部な感じでした。そして会陰のムーラダーラもいつも通りの内部な感じでした。
ですから、今回新たにエネルギーが通ったルートは眉間のアジナからマニプラまでの前面ルートだったと解釈して良いと思います。アジナからアナハタまでは前面、アナハタからマニプラにかけては上半分が前面で下半分が斜めに横切って内部のマニプラに接続されているような感じでした。
そして、それだけでなく、アジナから後頭部にかけて真っ直ぐ伸びるルートおよび後頭部から頭頂に向かってのルートも更に活性化してきたように思います。少し前に頭の頭頂が割れたような感じになったところからエネルギーの交換がされているような感じです。頭頂だからといってそれがサハスララとは限りませんが、まあ、頭頂の感覚があります。
これで、基本的な部分に関しては頭頂から前面を通って下半身までルートが通ったように思います。
今は体の中はポカポカしていますし、今回のことで前面にもエネルギーが通り始めましたが、背後に関してはそれほど明確なエネルギー・ルートがありません。背後についてはまだまだ様子見と言ったところです。
それでも、とりあえず小周天あるいは大周天っぽい真似事でぐるりとエネルギーを回転させてみましたらそれなりに通りました。眉間から体の前面を通って下半身にたどり着いた後、背後というよりは体の中の背骨のあたり半径10cm前後の大きさでぐるりと頭までエネルギーが通りました。エネルギーが通る時、特に胸のあたりで骨をボキボキ鳴らすのと同じような感覚で何かがちょっと動いたような感じがしました。物理的には動いていない筈ですけどね。これが小周天なのか大周天なのかよくわかりませんが、小周天っていうともっとちょろっとしたエネルギーのような気もしますし、かといって大周天は定義が色々でイマイチ判断がつきにくいですが、大周天ぽい感じだった、とでもしておきます。