特殊なマントを被って霊能力なしに生まれてくる


以前に何回か魑魅魍魎のお話松果体や霊界の特殊な修行法のところでマントのお話をしましたけど、私の場合、生まれる前に霊界のとあるおじいさんっぽい世話人さんのお勧めでこのマントを被って生まれることにしました。

基本的にはそのマントは霊能力を制限する機能があって、それに加えて、他からの霊的な影響を防御する機能も備わっています。とは言いましても自分の霊的能力を制限することが主目的で、霊的能力なしに生まれて修行したい人がこれを使うわけです。

前にも書いたかと思いますけど、そのおじいさんが言うには「最近は、これを使う人が少なくなってねえ」と、ちょっと淋しげでした。

前世までは魑魅魍魎が見えまくって、それ故に魑魅魍魎がいるとメンタルが揺らぐことが多かったように思います。まあ、しょうがないことと言えばそうなのですけど。魑魅魍魎ですし。

このマントを紹介された時、そう言えば次のように思ったものでした。

「え! 見えなかったら、変な魑魅魍魎がいるところに突っ込んじゃうよ。大丈夫なのかな?」

そう聞くと「このマントは防御の機能も備えていて、肉体があるのでそれほど影響はされない。」と回答があったのですが、確かに、霊体のまま他の霊体に突っ込んでしまうと邪念や悪霊の気が移ってきてしまって大変ですが、肉体があるとそこまでではありません。・・・・とは言いましても、多少は影響します。霊体のままに比べると影響が少ないというだけで、霊視できない状態だとめちゃくちゃ悪霊にぶつかりまくる、というのが実感です。

ちょっと試して、「これ、ほんとに大丈夫なのかなあ・・・」と思ったことを覚えています。邪気とか悪魔のたまり場とかに突っ込んでしまいます。

そして、前にも書いたように思いますが、これってどうなのだろうと思って実際に使っている人の人生を覗き込んでみました。例えばお坊さんになった人が、本来は霊格がそれなりにあって霊視ができてもおかしくはないのですがマントを被っているが故に霊視など霊的能力が現れず、お師匠さんに「まだ何も見えぬのか。まだまだだな・・・」と言われて、そのお坊さんは「はい・・・」と言うしかないような状況でした。それでも修行を続けることで、霊的能力ではない部分の修行に集中するとのことでした。お寺の中でのステージは上がらない感じでしたが、それでも、その本人の修行にはなっていたようです。

このマントは、被るとぐるりと自分の周囲に自動的に回り込んでロックされるような魔法がかかっています。それを解除するために呪文が必要です。

試しにマントを被ってマントラを唱えてみましたら、魔法が解けて元通りのただのマントに戻りました。何度もつけ外しができるようでしたが、度々外していたら修行にならないので、マントラの控えを後頭部の後ろに結びつけて幽体離脱あるいは死んだ後に見れるようにすることと、もう1つは守護霊に持っていてもらうことにしました。

基本的には死ぬまでこのままマント付きでの生活ですけど、どうやら、長年使っていたらところどころ破けてきた感じではあるのですよね・・・。

霊能力者が意識的に破こうと思えば破ける代物ですけど、ひとまずその必要は感じていません。まあ、今のままでもいいかな、とも思いますし、もし追加で使命がもらえて必要になったらマントラを唱えて解除すればいいかな、という感じです。そのあたりは私のスピリットが判断する感じですね。

まあ、視界があれば視界で邪気をあらかじめ避けますけど、今は見えないが故に、近くまで行ってようやく邪気を感じて避ける、という感じですので、ある程度は邪気に近づいてしまいますね。もっと感度が上がれば近づかなくてもいいのかもしれないですけど、町中ですと急に何かが近づいてきたりしますからね。方向もよくわからなかったりしますし。見えないというのはなかなか大変です。

普通の人は、よくこんな世界で生活していますね・・・。

邪気と悪霊がうようよしているのにそれに気が付かずに生活しているのは、どこかの漫画で言っていたように「極寒の地で全裸で凍えながらなぜつらいのか分かっていないようなもの」という例えが合っているような気が致します。

まあ、マントを被ったとしても主に制限されるのは霊視能力で他の能力はそれなりにありますから、霊視制限特化のマントとも言えるかもしれないですね。

魑魅魍魎がいるところに気付かず突っ込んでもその影響を受けないようになるまで自分を鍛える、というのはある意味スパルタ教育な気もします。自分で言うのもなんですけど。



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