エネルギーが増すと体の周囲にふわふわとした静電気に近いものを感じられるようになりました。その状態で瞑想をすると、以前よりも若干、安定しにくくなっているように思われました。
安定しない理由は何だろうと探ってみると、どうやら、左右のバランスが取れていないことに気がつきました。具体的には、少し右側に偏っておりましたので、特に胸のあたりを意識して、右胸から胸の中央へと中心軸を意思でもって少しずらしたところ、急に意識が静寂な状態へと遷移しました。これは、体のエネルギーを整える基本だと思います。
瞑想での体験での3つの要素のそれぞれがあって、エネルギーが高まることによって他の要素もそれに応じた安定度を求められるような気が致します。
・雑念の減少(無分別の意識)
・エネルギーの高まり(光明)
・静寂の境地(楽の経験)
これらはバランスが必要で、今回の場合はエネルギーが少し高まったことにより雑念の現象が少し高いレベルで求められ、と同時に、静寂の境地もそれに応じて少し安定しにくくなったのかなとも思います。
もちろんこれを支えるのが不二の意識ですので、不二の意識を保つのが基本です。
その上で、エネルギーが高まればより微細な雑念を観察できるようになりますし、それにより、静寂の境地へと以前より多少入るのが難しくなります。とは言いましても、これは程度問題ですし、格段に難易度が上がると言うわけではなく、比較すると少しその傾向がある、と言うくらいです。言葉で言い表しますと何やら凄い変化のように感じてしまうかもしれませんが、エネルギーが少し高まることで雑念の感度も少し上がって、静寂の境地へも以前よりもちょっとだけ入るのが難しくなった、と言うだけで、それほど大した問題ではないと思います。
静寂の境地が安定しない時、あるいは、深呼吸をしても数回の深呼吸で入れない時は、これら3つの要素をチェックしてみると現在の状態がわかる気が致します。これら3つは経験であって、状態を知ったところでそれらがすぐに治るわけではない感じですが、少なくとも、ビフォー・アフターの違いを知ることは自分の状態を知る上で必要かなと思います。
そして今回の場合、エネルギーが右に少し偏っていたことが原因でしたので、意識で少し中央に移動させてあげることでこれら3つのバランスが整い、静寂の境地へと達したわけです。