瞑想中、ムーラダーラに意識を当て、それによってアジナにざわざわとした感覚を感じていました。ムーラダーラにほんの少しだけ意識を合わせると、アジナのことを考えずとも自動的にアジナのあたりにざわざわとした感覚が現れます。それは時には背筋を通ってエネルギーが上昇していると感じられることもありますし、単にアジナのあたりに感覚が来てオーラのエネルギーを感じることもあります。
そのようにムーラダーラとアジナへの意識の合わせる瞑想、いわゆるアシュヴィニムドラ(Ashwini Mudra)っぽいことをしていました。同ムドラでは呼吸に合わせて会陰を収縮・弛緩させます。この収縮・弛緩はほんの少しの軽いもので、筋肉をほとんど動かさずに意識を少し合わせて皮膚に軽く電気信号を通すくらいでいいような気が致します。最初は収縮・弛緩だけを行って、やがて、呼吸と合わせて吸気で会陰を収縮、呼気と共に弛緩させるようです。この呼吸への自覚が重要とのことです。このムドラのやり方は「密教ヨーガ(本山博著)」の記述に基づきます。
そのようにしていると、不意にどこかから「力が欲しいか?」と聞く深い声がしました。
それに対し私は一瞬沈黙し、その後「(現世的な)強い力は悟りの妨げになる。悟りの妨げにならない範囲の力が欲しい」と答えました。
するとその深い声は「わかった」と言いました。
・・・とは言ってもすぐに何か変化があるわけでもなく。どうなんでしょうね。まあ、あまり気にしてもしょうがないので様子見、といったところです。