先日、胸の奥で創造・破壊・維持を感じて胸にまで広がった後、まずは喉のヴィシュッダに圧力を感じるようになりました。どうやらヴィシュッダでブロックされている感じでしたので、逆方向の、ムーラダーラに向けて下方にその意識を広げてみました。
すると、その創造・破壊・維持のエネルギーがムーラダーラに向かっては割とスムーズに広がってゆき、ムーラダーラのエネルギーと混ざり合ってゆきました。
すると、今までムーラダーラに存在していた「自我」の欠片のようなものがブルブルっと少し振動して自我による最後の抵抗のような反応をした後、ムーラダーラの自我がかなり減りました。元々自我は減っていたのですが、この創造・破壊・維持のエネルギーはまさに「公」と言っても良い全体意識ですので、その創造・破壊・維持のエネルギーによってムーラダーラが満たされたらそこに残っていた「個」としての意識、いわゆる自我の欠片は消え去るしかないということなのでしょう。
そうしてムーラダーラに残されていた自我がブルブルっと振動して最後の抵抗の後に消え、しばらくすると安定しました。
その後、ムーラダーラから背骨(ヨーガのスシュムナ)に沿ってエネルギーを頭まで上げようとすると、今までよりも太いしっかりとした粘着性のあるエネルギーが上がってゆく感じを受けました。
それまではムーラダーラからアジナまでエネルギーを上げるにしても、もう少し気体に近い軽いエネルギーが上がる感じでした。これは相対的なものですのでそれよりかなり昔に比べたら粘着性が上がってはいるのですが、相対的に見ると今回の創造・破壊・維持のエネルギーは更に粘着性が上がっていて、気体ではあるのですがちょっと粘着性があって、ちょっとだけ粘着性のある液体が上がっているような感覚になります。まあ、言葉で言ってもあまり通じない気もしますが一応書いておきます。
そのように、相対的には以前より固まった感じのあるエネルギーがムーラダーラから上り、その途中になると感覚が消えて、一部は頭まで上がっている感じです。
この粘着性のあるエネルギーが上がる時に背骨の筋に何か圧力ががかかるような感じになります。そして、ムーラダーラで起きたのと同様に、背筋のあたりに残されていた自我の意識が少しブルブルっと震えた後に消えてゆきます。
そして、再度、ヴィシュッダがざわざわした感じになります。ヴィシュッダはまだ動いていない、ブロックされている、という感じを受けます。
一部のエネルギーは頭にまで上がって、頭に残っている自我のうちいくらかを同様にブルブルっと震わせて消してゆきましたが、どうも、完全には自我がまだ消えていないようです。とは言いましても、瞑想前の状態と比べてみると随分と創造・破壊・維持の意識が体中に浸透してきた感じが致しますので成果としてはとりあえず十分で、また続きをすればいいだけだと思います。
この、ブルブルっと震えて自我が消えてゆく感覚は、消える瞬間に自我がほんのちょっとだけ抵抗をしている感じです。それを、「怖い」と表現することもできるのかもしれませんけど、怖いという感覚はほんのちょっとで、怖いと改めて言うほどのものではありません。一応要素としてはそういうのもあるのかもしれないですけど、主な感覚ではないですね。「もう、仕方がないね」と自我が最後の覚悟を決めて素直に消えていっているというような感じです。ですけど、自我はまだ残っていて、それは身体の中でかなり劣勢にはなっているものの、まだある感じです。
残しておかないと日常生活に支障が出ないかな、とか、そういう自我の抵抗らしき気持ちもちょっと出てきてはいます。それはそれで真実なのでしょうけど。でも、自我というのはアハンカーラ(エゴ)でブッディ(決定する能力)の反応としてアハンカーラ(自我、エゴ)が生まれるわけですので、ここで全て自我を一旦は消してしまったとしてもブッディがある限りは再度アハンカーラは出てくるでしょうから、特に問題ない気もしますけど。どうでしょうかね。
ここで消す自我というのは習慣になってしまっているような固定化された自我で、ブッディに伴ってその都度出てくるようなアハンカーラが出てくるのは仕方がなくて、それはその時々でアハンカーラの反応だと気付くことができるのでそれは問題ない気もしますね。
検証してみたところ特に問題なさそうですのでこのまま更に創造・破壊・維持の意識を広げてゆきたいと思います。